Cityroamの使い方

Cityroamの無線LAN基地局に接続するには、当ページに示すような利用者アカウント(ID/パスワードまたはプロファイル)が必要です。

Cityroamでは、どの事業者から発行されたアカウントでも、 基本的にはどこでも利用できることを目指しています。 しかし、基地局を運用する通信事業者や、設置場所のオーナー様の希望により、 一部でサービスが限定されていることがあります。 数種類のアカウントを取得しておくことをお奨めします。

参考: CityroamのSSID

運用状況・障害情報はこちらをご覧ください。

WBA OpenRoaming

Cityroamの基地局では、 WBA OpenRoaming のアカウントが利用できます。

eduroam (学校・大学・研究機関向け)

学術系国際無線LANローミング基盤「eduroam (エデュローム)」 に参加している大学・学校・研究所等の利用者は、 自機関で発行されたアカウントを用いて、Cityroamが利用できます。 国内のCityroamの基地局では、eduroam用のSSIDを併設することを 原則としています。 eduroam参加機関の利用者は、追加設定が不要で、 自機関にいる時と同様にシームレスにネットワーク利用が可能です。

※ eduroam未参加の機関の構成員が、 個人的にeduroamのアカウントを取得することはできません。

ANYROAM

米国の事業者ANYROAMが提供するアカウント発行サービスです。 ANYROAMを受け入れると表明した機関において、 eduroamのインフラの上でネットワーク接続が可能です。 ショートメッセージサービス (SMS)を利用した オンラインサインアップにより、 13歳以上なら誰でもアカウントを取得できます。

Windows 10, macOS, iOS, iPadOS, Android, Chrome OS等、 様々なOSに対応しています。 Androidでは、サインアップ中にCloudpathのアプリが必要になるので、 予めインストールしておくとよいでしょう。

Cityroamの基地局の多くで、ANYROAMのアカウントが使用できます。 米国では数十の大学が参加していますが、日本国内ではまだ参加機関がなく、 大学等のeduroam基地局でこのアカウントを使うことはできません。

Boingo Passpoint Secure

Boingoの契約や、マスター、オリコ等のクレジットカード特典(Boingo)をお持ちの方が利用できるローミングサービスです。Cityroamのアクセスポイントでは、Passpoint接続により、無償・無制限で無線LAN利用が可能です (ウェブ認証は提供されません)。

Boingoのアカウントで接続するには、あらかじめBoingo Passpoint Secureのプロファイルを端末にインストールしておく必要があります。

注意: Boingoにはデバイス数の制限があります (Unlimited Planでは4台まで)。この制限を超えた場合、単に認証が失敗し、理由が表示されません。Boingoのサイトでログインすると、「マイデバイス」のメニューから登録済みのデバイスの確認・解除・追加が可能です。 [2024/9/18] 2023年頃にUnlimited Planの仕様が変更され、Boingo以外の多くの基地局ではローミングが利用できなくなりました。

Cityroamクラウド認証サービス (事業者向け)

Cityroamの参加事業者を対象とした、アカウント発行ウェブサービスです。 一般利用者への直接のアカウント配布は行っていません。

Cityroamを提供する一部の店舗・ホテルのカウンターなどで、 当サービスによるアカウント(プロファイル)が 一般利用者向けに配布されることになります。

キャリア, ISP, 無線LAN事業者

Cityroamに参加している電話会社(キャリア)やISP、無線LAN事業者が発行するアカウント(プロファイル) です。Cityroamとローミング契約を結んでいる事業者のアカウントも利用できます。

2023年3月現在、北米のいくつかのキャリアのSIMカードで、Cityroamが利用できます (SIM認証による無線LAN接続)。訪日観光客などによく利用されています。

現在、国内キャリアのSIMカードで、一般利用者に案内できるものはありません。一部のキャリアと実証実験などを進めている段階です。

Cityroamでは、認証連携によりアカウントを提供できるキャリア、ISP、CATV会社、各種ウェブサービス会社などの事業者を募集しています。


CityroamのSSID

Cityroamの基地局では、基本的には以下のSSIDが吹かれています。 いずれかに、Passpoint (Hotspot 2.0)接続用の 設定が併設されていることがありますが、 利用の際に意識する必要はありません。 アカウントまたはプロファイルを一度端末に登録すれば、 多くの場合は自動接続されます。

  • cityroam - Cityroamの基本SSID, 802.1X認証用
  • eduroam - 大学・学校・研究所等、教育・研究系アカウント用
  • その他 - 設置場所独自のSSID (店名など)